むずむず脚症状群 part2

実は、むずむず脚症候群の原因はまだ明らかにはなっていません。

有力な説として脳内の神経伝達物質の1つであるドーパミンの機能障害や鉄が関与していると言われています。ドーパミンは、さまざまな運動機能を潤滑にする働きをします。

また鉄はドパミンを作る過程で欠かすことのできない物質。その鉄の不足によりドパミンがうまく合成されないことで症状を引き起こすのでは、と考えられています。

むずむず脚症候群は、原因がはっきりわからないもの(一次性)と、他の病気や薬などが原因となって起こるもの(二次性)に分けられます。二次性の原因としては、慢性腎不全(特に透析中)、鉄欠乏性貧血、妊娠、糖尿病、パーキンソン病、関節リウマチなどが挙げられます。


具体的な治療法として3つあります

1、カフェインやアルコールを控える
コーヒー・紅茶・緑茶などに含まれるカフェインは脚の不快感を強くするだけでなく、眠りを浅くすることがあるので、できるだけ摂取を控えるようにしましょう。アルコールや過度の喫煙も症状を悪化させることが知られています。

2、鉄分を補充する
鉄欠乏が症状を引き起こす原因のひとつと考えられていますので、鉄分豊富なレバーやホウレンソウ、あさり、いわしなどを積極的に取りいれ、バランスの良い食事を心がけましょう。また、サプリメントで鉄分を補給することも効果的です

3、ストレッチやマッサージをして筋肉をほぐす
ウォーキングなどの軽い運動をするとよいでしょう。また、就寝前にストレッチやマッサージなどで筋肉をほぐすことも効果的です。