知って得する健康知識〜脳編

脳から見た心の中

「なぜ自分を変えることは困難なのか?」

脳は主観的な情報処理システムである。
そして、自分の狭い経験の中で作った内部世界をもとに
言動出力し、外界に対処するので、
自分と異なる学習経験で作られた内部世界をもとに言動出力する
他人の振舞いをなかなか理解できない



人は、現在の自分の内部世界では解決できない
太刀打ちできない事柄に遭遇すると
「苦しみ」とか「悲しみ」といった感情が
誘起され混乱しがちである

また、こういう時は自分は変わりたいと思わずに
相手や状況のほうが変わってほしいと思いがちである


しかし、このようにわれわれに生じる困難や苦しみは
われわれの内部世界を広量にするために必要であることを
脳の原理から知って、受け入れる勇気が必要だろう

身体の痛みと同じく、精神的な痛みには
今まで作り上げた精神の状態に対する警報装置という意味があり
人にとって必要なものと考えるべきである


困難や苦しみに遭遇した時、われわれは初めて
「自分の内部世界を変える機会が与えられた」
と考えるべきだろう

われわれが変わりたくないのは
脳のシステムから見ると追加学習によって
胎児のころから積み上げ階層構造的に作ってきた内部世界を
変えるには深層の部分からの変更を伴うため
大きな決断とエネルギーが必要とされるからである

いずれにしても、困難や苦しみは自分を変える変えないに関わらず
自分を成長、向上させるものとなり得るのだから
逃げずにマジメに対峙することによって
そのための脳構造を作ることが必要である


【「愛は脳を活性化する」 松本元著】より




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