体の理屈
久しぶりの「体の理屈」
今回は
年を重ねるとあらゆる力が落ちて来る
です
20歳までは体は成長なので
特に体に良いことをしないでも
良い状態を維持しやすいです
1日の疲れも眠れば
だいたい回復します
この記憶があるので
痛みを感じても「放っておけばいつか治る」
と思っている人が多いですが
年を重ねるとともに
あらゆる力が低下していきます
(何も体に良いことをしていないと仮定して)
回復力というように疲労を回復するには体力が必要です
体力が落ちると回復力も落ちます
だいたい年に1%ずつ力は落ちていきます
例えば、1日の仕事の疲労が100
20歳の時、一晩眠って回復する力が100だとすると
プラスマイナス0になるので疲労は溜まりません
しかし、40歳になると20年で力がマイナス20になっていますから
回復する力は80になります
同じ仕事をしたとして
100の疲労に対して回復力が80なので
20疲労が残ってしまいます
さらに筋力も20落ちますから
今まで1日の疲労は100だったのですが
筋力が落ちているので疲労が以前よりも増します
筋肉ある人のほうがない人よりも
疲れにくいからです
これが
「ずっと同じ仕事をしているのに寝ても疲労がとれなくなる原因」です
若い時は放っておいても回復した疲労が
年を重ねると放っておいても回復しませんし
段々悪化して益々疲労感や痛みが増す場合が多いです
3日寝て疲労や痛みが回復しない時は
「放っておけばいつか治るだろう」と思わず
早めに対処したほうが良いです