体の理屈その5

今日の体の理屈は
「運動」について書きます


よく「運動しましょう」と聞きますが
運動には2種類あると思います


1つは筋肉を強くする「筋トレ」
1つは筋肉を伸ばす「ストレッチ」


この2つは筋肉に正反対の効果を与えます



筋トレは、筋肉に負荷を掛けます
ですから筋肉は収縮・緊張します

筋肉を強くするメカニズムは
筋肉に負荷を掛け筋細胞を破壊します

そして、その破壊された筋細胞が回復する時に
超回復」といって、以前の筋肉よりも強くなって
回復する・・・というものです



ストレッチとは、筋肉は使うと収縮・緊張するので
その収縮した筋肉を伸ばすことで回復させます



運動をしましょう・・・で気を付けたいのは筋トレ


先ほど書いたように
筋トレは筋肉に負荷を掛けて、筋細胞を破壊して
回復する時に筋肉が強くなるのですが、
これは回復力がある時の話

回復力というように
「体力」がないと回復できません

回復力がないのに筋トレをすると
「疲れるだけ」です



「腰が痛くなったので運動不足だと思い
ウォーキングをしたら痛みがヒドクなった」
という方が来院される方がたまにいますが


腰が痛いということは、体力・回復力が落ちている時ですから
こういう時はまず、収縮した筋肉を伸ばして筋肉を回復させたいので
ストレッチをしたほうが良いです


そして、痛みがなくなってから筋トレをして
筋肉をつけることで腰痛になりにくい体になります


体調が良いのか悪いのか、
自分の体の状態に合わせて
するべき運動は違います